関東支部の竹田まりこです。

「早期英語教育=先取り教育」なのか

早期英語教育というと、「日本語に悪い影響があるのでは」とか「先取り教育」とか様々な意見もありますが、わたしは、子どもが小さい時は絵本や歌を通してお子様と触れ合いながら英語にも触れられる、そういった親子の温かい時間だと思っています。もちろん、方法を間違えば、子どもが英語嫌いになってしまったり、子どもの言語発達に影響を与える可能性もあるかもしれない。でも、子どもの知的好奇心を満たしながら、安全な方法で英語力を付けていけば、早期に英語を始めるメリットはあると思っています。

わたし自身、小さい頃から英語に触れて育ちましたが、英語を勉強と感じたのは中学での英語の授業の時が初めてだったでしょうか。それまでは家族で映画を観に行ったり、車で英語の歌を聴いたり、お風呂場で英語の歌を歌ったりと、英語は身近な存在でした。

今でこそ、テレビやDVD、YouTubeなどで英語の音源を探すのは難しくありませんが、わたしが子どもの頃は、日本で英語の環境を作ることはとても難しかったのではないかなと想像します。それでも、英語の環境を絶やさず作ろうとした母親の工夫と努力を考えると有難いなぁと思います。

絵本の記憶

そんな中、わたしの母親が6歳のわたしにしていたのは、絵本の読み聞かせと英語絵本のかけ流しです。今でこそ「英語のかけ流し」という言葉をインターネットで検索したら、英語教育に関する様々な情報が上がってきますが、当時はレコードとカセットテープの時代。

Ladybird社の、今では珍しくはないですが、音源付きの英語絵本セットを母は子ども達のために購入。母が手が離せない時は、わたしは暇を見つけては読みたい絵本を手に取り、テープを流しながら絵本をめくる、そんな幼少期でした。

「ポーン」と鳴ったら、ページをめくる合図。

ナレーションの内容は全部は分かりませんでしたが、絵本の挿絵とテープの効果音は、テレビを見るよりも想像力を掻き立てられたものです。もちろん、母も忙しい合間を縫って絵本をたくさん絵本を読んでくれたし、図書館や本屋で「好きな絵本を選んでいいよ」と言ってくれたのも記憶に残っています。

そうやって本に囲まれて育ったので、今でも本は生活の一部。娘にも0歳の時から、日本語と英語、両言語でたくさん本を読み聞かせてきました。

7歳となった今でも、娘は英語でも日本語でも本を読むのが大好きだし、読み聞かせられることはもっと好きです。段々と文章量も増えてきて、たまに小説を選んだりするので読む方も大変(!)ですが、そういった親子の時間もあと数年だろうなと思うと、寂しい気持ちになります。

親子のコミュニケーションの時間

「英語」というと、「どうしたらいいのだろう」と身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、幼少期はまずは構えずに絵本と歌から親子のふれあい時間を作る。そこから始めるのはいかがでしょうか?英語が苦手だという親御さんは、簡単な英語絵本から。英語圏では乳幼児向けの本も意外と奥深く、英語の勉強になるのでご自身の英語力アップにも。

「英語教育」と構えずに日々の生活に英語の要素をちょこっと入れて、英語での親子のコミュニケーションの時間を作ったらどうだろうか、そんな想いでわたしも このNPO法人・早期英語教育研究会に関わらせていただいています。

北区子育てメッセに出展します

子育て中のママやパパを応援し、早期英語教育をきちんと理解してもらいたい!ということで、2020年2月29日(土)、東京都北区で北区子育てメッセが開催されるのですが、EEYCも出展します! 北区子育てメッセとは、子育て支援をしている団体やサークルが集まって子育て中のママやパパや、支援者同士で繋がろうというイベントで、多くの子育て中の方々が参加します。

北区子育てメッセの情報はこちらからも見られます。